「自遊而在」連載 第5回が掲載されました。

全国スポーツ推進委員連合発行の「みんなのスポーツ」最新号に平岩時雄の連載「自遊而在」第5回が掲載されました。

今回はいよいよ「短距離走」がテーマ。平岩メソッドの大きなアドバンテージのひとつ、「トントン走り」のエッセンスを公開しています。99%の人の走りを速くしてきた、国家機密級(!)のトレーニング、その入門編です。走り方自体を身につけるコツだけでなく、「フィジカルコーチング」の極意も随所に盛り込まれています。

この「自遊而在」の連載は、毎回記事と連携して動画が公開されます。指導にあたられる方に、記事で紹介している「ゲーム」の動きへの理解を深めてもらう狙いです。特に今回の「トントン走り」という概念に初めて触れる方には、テキストと写真だけでは明確にイメージできないかもしれません。ご自身のご参考のために、ぜひとも動画をご覧いただくことをおすすめします。

そして、今回はなんといっても、子どもたちの運動指導で留意すべき表現や手法についての、かなり具体的な言及が見逃せません。運動する人自身の内的感覚を重視し、本人に変化を感じさせながら成長を引出していく、平岩メソッド フィジカルコーチングの理念が、そろそろはっきりと顔を出してきました。

選手の練習をコーチが傍で見ていて「うん、今のはヨカッタ!」などと指導する場面、よくある光景です。しかし選手本人がそのヨカッタ部分を自覚していなければ、自身でその「ヨカッタ」を再現することはできません。反復練習の途中で指導者からほめられて、「どこをホメているのだろう…」と戸惑ってしまった経験というのは、案外多くの人が持っているのではないでしょうか。コミュニケーションの行き違いは改善を阻害します。
例えば今回の「トントン走り」の指導において、体育の授業でありがちな「もっと脚をあげて」とか「もっと腕を振って」という直接的な指示を禁じています。言われた子供が脚や腕をそのとおりに動かそうと意識するほど、走りが遅くなってしまうからだそうです。直接指示は、選手の内的感覚が無視されがちな事例のひとつと言えるでしょう。

平岩メソッドでは運動している本人の感覚を、観察の中から指導者が洞察し、その共通性のうえで改善点に気づかせていきます。体得するのがもっとも難しい部分ではありますが、完全習得せずとも、この視点を持ち得るだけで上記のような非効率な指導や、無意識に押し付けになってしまうケースは確実に減っていきます。日々スポーツ指導にご尽力なさっている方には、ぜひともご一読いただきたい連載です。

(「みんなのスポーツ」11月号 公益社団法人 全国スポーツ推進委員連合 発行 )

 

平岩時雄トレーニングメソッド PhysicalCoaching事務局

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